周囲からの感染経路の遮断
食事の際は大人が使った食器で食べさせない・噛み与えをしない・フーフー冷ましなどをなるべくしない、また⻭磨きの際に使用するうがいのコップも子ども専用のものを用意しましょう。お口同士のキスも感染経路になるため避けたいですが、保護者さまのお口が健康で虫⻭菌をコントロールできていれば、安全なスキンシップで愛情を伝えられます。
パパ・ママのむし歯菌が子供たちに!?
生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、むし⻭の原因となるミュータンス菌は存在しません。
ではなぜ虫⻭になるのか?その原因の一つが、一緒に生活する家族の唾液を介しての感染し、そのまま赤ちゃんのお口の中のに定着してしまいます。保護者さまのお口の中にむし⻭菌が多くいると、お子さまのむし⻭のリスクが高くなることが分かっています。
保護者さまやご家族のお口の中のむし菌や⻭周病菌が多ければ多い程、お子さまへの感染のリスクが高くなってしまうため、ご家族でのお口のケアがとても重要です。
食事の際は大人が使った食器で食べさせない・噛み与えをしない・フーフー冷ましなどをなるべくしない、また⻭磨きの際に使用するうがいのコップも子ども専用のものを用意しましょう。お口同士のキスも感染経路になるため避けたいですが、保護者さまのお口が健康で虫⻭菌をコントロールできていれば、安全なスキンシップで愛情を伝えられます。
ご家族にむし⻭が多いほどのむし⻭の感染リスクは高まります。前述の通り、安全なスキンシップを行うためにも、保護者さまやご家族のお口をむし⻭や⻭周病のない健康な状態に保ちましょう。むし⻭や⻭周病がある方は治療を受け、無い方・治療を終えた方も3ヶ月に1度の定期検診を受診してください。
ご家庭の食習慣はお子さまのむし歯におおいに関係します。
「子は親の鏡」と言うようにご両親が甘いものが好きで、お菓子やジュースをよく飲んでいるご家庭だとお子さまも甘いものを摂取する機会が多くなります。
そうすることで、必然的にお菓子やジュースが好きになってしまいます。知らずに習慣化している食生活が、お子さまのむし⻭を増やしていることがあるのです。
お子さまだけが甘いものを制限するのではなく、保護者さまの食習慣から気をつけていくことで、ご家族全員でむし⻭予防をすることが出来ます!
親子で定期的に検診を受けるご家庭は、お子さまのみの検診に比べて、子どものむし⻭予防の効果が高いと言われています。保護者さまのお口の中がきれいになり、母子感染が減ることが理由の一つですが、ご家庭での「むし⻭予防の意識変化」が起きることが大きいとされています。
従来、⻭科医院というと「痛くなったら行く」というイメージがあるかもしれませんが、「予防するために 行く」という意識を親子で心がけることで、お子さまにも予防するのが当たり前という習慣が定着します。
また、⻭科医院が苦手なお子さまでもご両親がお口のケアをしている姿を見せることで、「⻭医者は怖くないところ」・「お口のケアは痛くない」と言う意識を持ってもらうことができます。ご家族で健康な⻭を保ち、楽しい食生活を送れるようにしましょう!
育児ができる期間は限られています。 いつか私たちと過ごす時間よりも、子どもは自分で過ごす時間が増え、やがて自立します。親子で過ごす、いつもと違う楽しい時間を当院がお作りすることができればこの上ない幸せです。
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